ジムで美女の映像を見る 2017.5.12
ジムへ行くと、有酸素運動しながらテレビを見られます。
今日は 美女特集。それも、芸能人ではなくて、ふつうに町にいる、美女たち。
唐突ですが、僕はめんくいです。
が、美女とお話することは、なかなか出来ません。
ですが面食いなのでネットでそういう映像とか見るのは好きです。
ですからそういう審美眼には自信があります。
そういうこともあって、しょうじき、そんな大したことないんじゃないの?とおもっていました。
同じ番組に女優さんとかもゲストで出ているから、「それと比べると、まぁ、普通?」ってな感想を抱くことになるんだろう、日々は絶えることなく続くのだろう、とタカをくくって、見ていたのですが。
結果、すげえ美人ばっか。文句なしの美人たち。
最近のテレビは性能が高くて、女性のシワとか肌のキメとか目立つけど、そんな中でも本当にかわいいこばっかりだった。なんかいいんですよね、雰囲気が。
だって、女優さん・モデルさんって、要は「あたしのカワイさでどこまで行けるか」みたいことで人生かけて勝負してる人たちじゃないですか。
自他共に認める美女、ってわけで。(それはそれで、「自信のあるその美しさ」が世の女性たちに勇気を与える、みたいなことではあるんですが、ちょっとそれは後日一冊の新書にまとめて出版させていただく、ということにして。)
それに比べると、その「巷の美女たち」ってのは、多分、たぶんですけど、「かわいいとか言われることはそりゃああるけど、べつにその美しさで勝負するわけじゃなくて普通に保育士とかになりたい」みたいな崇高な精神をお持ちなわけじゃないですか。
その崇高さにすでにかなり惹かれるんですよね。
しかも、頑張れば、こんな僕でも普通に出会えて、もしかしたらお付き合いできるってことも、、、と考えると余計に、ジムでとくに鍛えてないはずの部位が緊張してきちゃいますよね。
で、最初は良かったのですが、
テレビを見ながらだんだんと
暗い気持ちになってきたんです。
だって、そんな美女たちも、(彼氏いないとか言っているやつもいたが)そのうちすぐに、俺とルックスとか収入の大して変わらない男たちと、「優しかったから」とかいうもっともらしい理由をつけて、手をつないだり、一緒にオムライスを食べたり、パフェを食べたり、流行のラーメン屋に並んで入って、たいして会話もしないまま食べるだけで出てきて、無言のまま入ったスタバでコーヒー飲んで「あんま美味しくなかったね」とか他愛のない会話をしたり、金曜の夜に会社帰りのままでふたり夜を越えて、けだるい土曜の朝を過ごして…お昼ぐらいにやっと起きて、熱いインスタントコーヒーをひとつのマグカップで飲んだりするのか…と思うと、ものすごく悶々としてきて…
(その逆に、例えば上戸彩が見た目もボス感のある方と結婚するのは、まぁ、なんというか長いものには巻かれろ感があって、なっとく、という感じなのですが)
…いつも以上に、有酸素運動にも気合がはいりました。
ただ、本当にヤりたい、と思ったのなら、そうやってひねくれて、ねじくれて、ふさぎこんでいるよりも、「自分にはどうしたらこんな美女と付き合えるんだ」を考えて対策を練って、スキルを上げる、練習をしていく、というほうが、はるかに前向きですよね。
まだまだだなぁ、俺は。
ほんとうにまだまだ。
ただ、前向きに捉えるとしたら、「そういう自分の未熟な部分に気づいている」ということで、その点は褒めてよいんだ、と思います。
以前の僕ならばそういういじけた殻にとじこもることに甘んじていたと思うので。
…自戒を込めて。