自己啓発本って役に立つか?

こんちわ。

 

しがないプログラマー、佐藤です。

実績は特にないっす。有名大学も出てないし、コンサルティングもやったこと無いし、年収も260万くらいっす。

そんな俺が、今日も、この世界をどう生きるべきかについて、熱く問いかけたいと思います。

 

いきなりですけど、おれ、自己啓発本・ビジネス本…そういうの、よく読むッス。

新卒で会社に入ってから、なんだかんだ100冊くらい読んでんじゃないの、っていう感じッス。(…そこからもう12年たつんで、1年で10冊くらい、って考えれば、大したことないか…)

それは俺に限らずで、ここんとこ出版不況、とか言われる中でビジネス本の市場は拡大してるらしい、ってニュースも流れてました。

  

(9000億…半分くらいが書籍、って考えると、1冊だいたい1000円として、4億冊…

すご…よくわかんねー。スケール感が。)

 

 でね、たーくさん本読んできたけど、思うんスよ。 

「…はたして何万冊の本を読めば、人生の役に立つのか?」って。

だって、自己啓発本って、読んで終わり、じゃなくて、書いてあったことが役に立ってなんぼ、の本じゃないですか。

フランス書院とか、西村京太郎トラベルミステリーとか読むのと、違うじゃないですか(あれはあれで、充実した時間を過ごす、って意味で役に立ってますがネ…)。

 

で、今日は、それについて、考えたことを発表するッス。

ただ…いきなり結論から言うと、「役に立つ」です。

 

なーんだ、って思った人。さようなら。

PC閉じて、街に出たほうがいいっす。

PCとじたくねーよ、別に、って方は、ねっと上にもたくさん役立つコンテンツがあるんで、そちらへどーぞ。

…ちなみに、こことか普通に役立つと思うです。

 

 

いやいやいや、と、せっかくだし、貴重な時間を割いてやるよ、って奇特な方は、

続きをお読みくだせえ。ありがてえっす。

 

 

 

さて…

気をとりなおして。

 

いきなりですが 

読書は投資、ってホントかな?

本はいつか役に立つから、だから、どんどん買って、勉強して、吸収しよう。って、いろんな本に書いてあります(そういう本はたいてい、中古じゃなく新品をね、っても言い添えてる)。

たしかにね、ひとつひとつの本は800円とか、高くても2000円とかね、そんなもんですし。頭のいい著者の方が考えたこと、やってきたこと、とかを、それくらいの価格で共有できる、と思えば安いもんかもしれねーッス。

 

 

ただ騙されちゃいけねーと思うっす。なぜなら…

 

この世界はそもそもが不公平である。

 たとえばめっちゃ売れた本で、スタンフォードの自分を変える教室、ってあるっすけど、そもそもスタンフォード入ってる時点で、かなり優秀だかんね?

 

 俺みてーな一般人が、その教養を身につけたとこで、どんだけ意味があんのか?って話。

 

さらに…

彼らはそもそもがデキる人間である

ちょっと話がそれるんだけど、ホリエモンひろゆき・ちきりん、ほんとにいろんなオピニオンリーダー(オピリー、と呼ばしていただく。これ…語呂が悪いからはやらねーな)たちがいい事を言うがそもそも奴らって、頭すげーいいし、ドロップしたとは言え、学歴社会で普通にやってけるやつらだから!

 

 

(余談だが、最近読んだ「インベスターZ(これはこれでめちゃくちゃおもしろいし勉強んなる)」も、主人公は、優秀な学校にトップで入学した天才だったし)

 

 

そもそもがさ、そういう、「違い」があんのに、そういうひとたちが書いたものを読んで、なんになるのか、と。

 

中には「大学の偏差値なんて18歳のときにどれだけ努力したかの証明でしか無い」みたいな論調もあるッス。

ホリエモンなんか、大学意味ない、みたいなことを言っているし…。でも東大入ってるよね?みたいな。

…じゃあ、証明してないだけで同じだけの能力(難しい文章をスピーディに読み込んでそれに回答を出す力など)が一般人の俺に「ある」のかよ、と。多分…「無い」だろ、と。

 

そこから言えるのは結局…

出来るやつが出来て、出来ないやつは出来ないまま?

出来るエリートが、実績を残して、金を集めて、出来ないやつは出来ないままで、本を買ってもそれを役に立てることなく、死んでくだけじゃないの、と。

搾取されて、死んでいくだけなんじゃないの、と。

 

そんな風に、暗い方向に考え始めたら、夜の闇がさ、あっという間に俺を飲み込もうとするわけ。夜が更けて…そして俺もあんたもまた一日分、確実に老けていく。

 

でもここまでの言ってきたこと、(悲しいけど)間違いじゃないよな?

やつらには才能がある、俺には無い。

 

じゃあどうするか、それを必死に考えた。

考えるのがいやになって、酒飲んで、そのまま寝たりもした。歯磨きもせず寝て、歯医者さんに言って美人の(マスクで顔が隠れてたけど多分美人の)歯科助手のオネーチャンに「歯垢が溜まってますね」って言われてちょっぴり好きになっちゃったりもした。

そして起きて…翌朝、「ああ、今日もまた不甲斐ない俺のままだ(口が臭いままだ)」って思う。

 

そいでも(歯磨きをとりあえずして)考えた。

 

で、出た結論。

 

結局、やるしかない

 

 

 

 

ものすごーーーーくありきたりな結論で、ほんとに申し訳ない。佐藤です。

もうちょっとで終わるからどうせなら最後まで読んでって…。 

でも…それでも。

 

結果が出なくて、成果もないまま、無名のまま、ヨボヨボ老人になって、場末のバーで掃除夫とかをやるような人生であってもさ、じゃあどうするか、って、今日の時点でやれることは、最後には何かが変わっている、って信じて、がんばるしかねえーじゃねえの?って思う。

 

結局…「(有名になる、大金を稼ぐ、とかの)結果」は、自分ではコントロール出来ない。

自分の能力を高めたり、なるべく誰かの役に立つように配慮したり、そういう「努力」はできるけど。

結果は努力でどうにかなるもんじゃない。

野球の練習だって死ぬほどやって限界までいってよし勝てる、って盛り上がってたって、試合のときに相手チームがあんたより点を取ればそれまでのゲームセット。

 

頑張ることはあんたがやれるけど、買った負けた、って結果は、だれかが出してくれるもの、作ってくれるもの。

…なんというか。この世界ってほんとに皮肉だな、って。

 

もしかしたら、そんな、情けないことを考えてしまうその性格こそ、俺が(そしてお前が)マス層から抜け出せない要因だとするのなら、もはや、出来ることはまたしても

…強引に、こう言い換えることだけ。

 

「俺は最強の天才かもしれない。なんの天才かは、まだ知らないけど」

(ここまで口にした時点で涙がほおをつたうぜ…水分たりねーからストロングゼロ買ってこよ)

 

 

それってでもさ、しかたなくない?

(でもでも言って申し訳ないっす。先に謝っておくっす)

 探すしか…なくない?

 

宝くじは、可能性低いけど、買った人にとっては、可能性、ゼロじゃないじゃん。

少なくとも、1億円あてたひとは、「買った」わけじゃん。

買わなかった人で、1億円当てた人は、絶対にいなかった。じゃん(・あれじ)。

ジャン・アレジ - Wikipedia

 

つまり…見つからないかもしれないってことは、見つかるかもしれない、ってことじゃないの…と。

自分で言って、おめーよくそんな前向きでいられんな、と思うけど、でも、一理あるっしょ?

 

 

たとえば、じゃあ、「もう自己啓発やめた」と決断したとしよう。(それはそれで大きな決心だと思う)。

そして、今いる仕事場で、やっていくことを決心した、とする。

次の疑問は、はたして、それにほんとうに耐えられるか?ってこと。…100%の本気で。

 

どうせまた、我慢を重ねて、心をすり減らして、ふらっと立ち寄ったコンビニでその時に流行している自己啓発本に手を伸ばして、「まだ見ぬ世界、ここではないどこか」に思いを馳せたりするんじゃないの。

 

おまけに、ヤベーのは、現代の企業は、そういうすり減った人間がしがみつけるほど頼りがいがあるとは限らない、ってこと。

シャープとかタカタとか、いろんなニュースがあるじゃない。大企業が…みたいなやつ。

もちろん、今いる仕事場にしがみつこう、って思ったのなら、ぎゃくに、しがみつき切れるくらい、もっというと、会社がデカくなるくらい、頑張るって手もあるけど。

 

…だったら、探すしかないよね。

そうとう頑張んないと見つかりゃしないよね。

 

そして…

頑張るの、辛いよね。。。。。

簡単に、自販機でコーヒーを買うみたいに、グーグルで「夢を見つける方法」で検索して出てくる検索結果みたいに、目の前に現れればいいのにね。

 

でも、そんなラッキーなことあるわけないよね。

ほんとに…なんでこの世界はこんな構造なの?って思う。

涙ちょちょぎれる。

 

ケンタッキーのおじさんが、じじいになってからビジネスを始めようとした、とか、

スキャットマンジョンが世界的ヒットシングルをリリースしたのは52歳のときだった、とか、

そういう大器晩成、一発逆転ストーリーが美談として語られる一方で、

残酷にも、孤独にだれにも看取られることすらなく、大都会の4畳半のアパートで、ただ死んで、真っ黒な姿で発見されるジジイもいるわけで。

 

だったら、うまくいくかどうかわかんねーんなら、とりあえずの今を楽しんで、Youtube見て、発泡酒飲んで、適当に楽しく過ごす、って手もある。

 

だけど、

それじゃどこか心がザワつくんでしょ。

 

そのザワザワをさ、感じられてしまう繊細さが、ある意味、悲しいといえば悲しい。

クソみてーな職場で、なぁなぁで仕事して、帰りに飲み屋でくだを巻く…そんな人生に満足する鈍感さが、ある意味、うらやましい。

でも、嬉しいといえば嬉しい。

 

 

 

やはり、探すしか無いんだと思う。

 

で、探すにはどうするか!

その方法は!

 

 

 

 

…それは↓

 

 

 

 

…「あなたの才能を見つける!」みたいな本を買うこと。うおお。

 

 

おあとがよろしいようで…。

 

 

 

最後に真面目になるけど、大切なのは、そこから行動を起こすことだよね。

 

じゃ、このブログを買いて満足したんで、おれはストロングゼロ飲みながら「笑ってはいけない」見て寝るっす。

ッしたー。