河口湖で発見したこと

 

 

やったこと

人生の棚卸しリスト

 左半分には「人生の目標、実現したいことリスト」

 ここに書かれていることは正直、なんだって良い。今の段階では。

 ただ、大事なこと、程度には差があったとしても、いくつもやりたいことは、実は、ある、ということ。心で勝手にブレーキを、かけているのだ、と自覚すること。

 本当の俺自身は野心的な男なのだ、と、自覚すること。下手に大人ぶる必要は全くない、ということ。

 

 右半分には心のニーズ。

 これが最も大事だ、ここに書かれているのは僕の個性。どういう人間であるか、それを形成する根幹だ。芯、だ。

 僕が書いたこと(そしていま見返してもまだ頷くに値するもの)…

 

 「ワクワクドキドキすること」

 「人からの指図を受けないこと」

 「コントロールしたい」←勤務時間・場所など、サラリーマンでは実現できないようなことを自分のコントロール下におきたい。

 「精神状態(が良好であること)」

 

いつもここに立ち返り、僕が本当はどんな人間であるのかを再確認すれば良いと思う。

 

 

 

やったこと②

 マイルストーン、またの名を「死ぬまでスケジュールリスト」(実際はこのドキュメントは無題だったので、自分でそう呼ぶことにする)

 「今年」を左端の列として、そこから1年ずつ、表形式になっている。

 10年後(2027年)の列は黄色でマークされている。節目のちょうど10年後にどんな自分がいるか?どうありたいか?を挙げるのだ。これはすごく効果の高いシート。いかに、自分に、もはや時間が残されていないか、を、自覚できる。本当にパワプロなんぞに捧げている時間はないのだ、ということが、44歳とかかれた列までのセルの数(たったの10列)で、リアルにつかめてしまう。もう、やばいぞって気持ちにビンビンなる。

 

 本当に無軌道に生きてきた僕は、ここに、どうしょうもないことばかり並べてしまった。(ただしその事自体はここでは問題にはならない、大切なのは現実を見つめること)

 行ごとに項目が分かれていて、1行目の「現状の場合」に僕が書いたのは、ただのパワプロ9000時間プレイヤー。

 44歳にもなって、ただの、iPadゲームのプレイヤー。なんて寂しい。

 2行目、収入

  とりあえず、今は240万円しか年収がないので、それに、200万円を足して、440万円。これは3行目の「資産」行に書いたことから導き出された値。

 3行目、資産

  64歳(退職)時点で4000万円が必要、という自分の試算から逆算して、44歳では1898万円が必要、

となると、今年から、年に189万円の貯金が必要になる…ということがわかった。

 そして、44歳でレンジローバーを買う、と書いた。ステータスとしての高級車。どうせなら突拍子もない高級車を。そこで思いついたのが、レンジローバー重厚長大で、燃費も悪そうで、本当に、非現実的で、逆にそれがいい。

 

44歳の自分てどんなふうになっているんだ?をリアルに思い浮かべるため、google画像検索した結果、EXILEのHIROが目に止まった。奥様の上戸彩と並んで。すかさず僕は44歳で上戸彩似の若くて美しい女と結婚する、と書いた。

 …上戸彩。年齢を重ねてなお一層、美しさに磨きがかかってきた。むしろ若い頃はただのガキって感じだったが、ここのところ、大人の色気がただよう。結婚相手だったとしたならば、最高すぎる存在。だって、朝起きたら、目の前で彼女が寝息を立てているなんて、そんな朝、どんな気持ちで迎えられるっていうんだ?

 

 「友人」の行には、 今日あつまった友人たちと一泊十万円のハワイのコンドミニアムで集まり、進捗を報告し合う、と書いた。 コンドミニアムが何かもわかってない。ただ高級ホテル風の雰囲気があるなぁ、と思ったから書いただけ。それくらいの贅沢を無理せずに実行できるような経済的状態でありたい、という願望。

 「場所」の行には、昔からその生き様に憧れているミュージシャン・テイトウワに100%影響され、軽井沢と記入。テイトウワ氏の自宅兼スタジオの絢爛豪華なその画像を見て、思いを馳せた。職場兼自宅、という概念もまた、理想的であり、自分にとっては夢のような環境。

 その下の行には 「webデザイナー」と書いた。

 読み返すと、いろいろ思うことはありながらも、とにかく、書いてしまったのだ。

 

マイルストーン達成のための実行と計画

 ②で挙げた項目を達成するために、項目ごとに微分(ブレイクダウン)していくシート。

 ここで、②で楽しくワイワイやりながら(軽々しくも)掲げた夢の、その実現までの「重み」にいやというほど気づくことになる。そして、どれだけ本気でやりたい、と思っているのかが、明らかになる、ある種、残酷な過程。

 ここまで明確にすることによって、自分の正直な気持ちに向き合えるということ。自分は、ここまできて、上戸彩似の若い女性との結婚、という項目に大きな疑問を抱くことになった。その他の項目も疑問だらけだ。貯蓄2000万、そしてその実現のための年収440万、書いてはみたものの、どこか腹落ちしていない。

 コントロールできる仕事、も、記入したが、結果は同様、疑問符がついた。

 

④夢を叶える習慣化、のシート。

 一日のスケジュールを洗い出し、無駄な時間、もっと活用できる時間があるのであれば、そこに③でブレイクダウンした項目をはめ込んでいく。

 僕は正直ここで③との有機的なつながりを書くことはできなかった。

 ③までで気づいたのは僕はそんなに、生活に組み込んでまでやりたいこと、など、見えていないのだ、ということ。

 

 …だが、冒頭で僕は興奮していると書いたのは、「そうであるから」こそなのだ。

 つまりは、僕は、「まだはっきりと見えていない」それならどうする?

ここからが大いなる回答。

 

 

 「探す、という行動こそを習慣化する」。じゃ~ん!。

 

 つまりは、ワクワクすること、コントロールできるなにか、という心のニーズ①のシートで発見したこと、を、探し続ける、ということ。

 なにも見つからないんだから、部屋でYoutubeを見て時間をつぶす、のではなくて、「なにも見つからないんだから、そういう情報にちょっと引っかかるようなgoogle検索の結果を、調べてみる、そして、できる範囲内で、おためしでなにかを体を動かして挑戦してみる」という、あまりにも偉大すぎて、心の中のアインシュタインエジソンがさじを投げる、そんなレベルの回答だ。

 

 これは大いなる進歩。大げさに例えるならば「人類にはちっぽけかもしれないが、佐藤アームストロングにとっては、大いなる一歩だ」。というところ。

 

 バァーン!!!!!

 

 探す、ということに、本気で取り組む、ということ。それはこれまでの人生において、究極的に盲点だった。